手抜き工事で天井にシミ
これからマイホームを「建築」するという人にアドバイスです。
綿密な計画と打合せを経て建築という段階に入るわけですが…一度決定した仕様を「建築中」にあれこれ変更を申し立てる施主が結構います。
仕様変更は基本的には追加費用を払う前提で話を勧めるのが基本です。追加費用は認めないがココだけを何とかしてくれ!と頼み込むのは、絶対止めましょう。
素人が簡単なこと、だと思っていることは、プロからみたら、最初から全部ひっくりかすような内容だったりするのです。
簡単な変更ならば中小の建築屋は、しぶしぶやってくれるかもしれませんが、これは結果的に施主側にもリスキーな行為になります。
そのリスクとは、
「手抜き工事」です。
仕様を基に予算や工期が決まるのであってそれを変えることは、建築屋の一方的な損になります。無償の仕様変更をのんだ建築屋は損を取り戻そうと、見えないところで手抜きや、材料をカットするなどやってしまうかもしれません。
このミスを犯してたいへんな目に遭った知人がいまして、このコラムを書いてます。完成してすぐに、2階の配管から水漏れして1階の天井がシミシミになったというのです。調査したら、明らかな手抜き工事だったそうで裁判するしないで、大騒ぎでした。
彼は、工事費用を値切って値切って、建築中にもさんざん注文つけていたようですから、当然かもしれません。
(事前に相談してくれれば…)
自己都合による仕様変更は、追加費用発生と心得ておきましょう。気持ちは解りますが、一度決めたら信じて最後までやってもらいましょう。