
吉相の間取りについて、まとめて解説します。
物件探しのときの参考としてください。以下の条件をクリアできれば「凶相物件」をつかんでしまうリスクは回避できます。私のところに「家の風水鑑定」をご依頼される前に、ぜひチェックしてみてください。「一戸建て物件」「マンション」ともに、ほぼ共通しています。
家の風水を調べるときに、「木を見て森を見ず」ではいけません。最初にみるのは「森」です。
つまり、家の風水をみるときに重要なのは…
「張り欠け」「古井戸」「鬼門・裏鬼門」「玄関の方位」…これらは、風水を語るうえで頻繁に登場する概念ですが、典型的な「木を見て森を見ず」です。最初から「木」ばかりを気にしても全体像をつかめません。
全体像をつかむ前に、「張り欠け」「古井戸」「鬼門・裏鬼門」「玄関の方位」…を気にするなどナンセンスも甚だしいといえます。このページでは、吉祖の間取りの全体像について解説していきます。
吉相の大前提は「家の向き」です。
風水における「向き」とは、不動産業界における「向き」と同じことを指します。「向き」は「主要採光面」と表記されることもあります。通常、リビングが向いている方位のことを指します。
吉相の間取りは「南向き」です。
南向きの家は、家の中に降り注ぐ日照時間が最長であり、午前から夕方まで、日当たりが良好となるのが「南向き」です。
南向きが最良といえますが、「南向き」の物件が見つけられないという場合に、妥協できる「向き」は以下の通り。
が、妥協できるラインです。後はギリギリセーフとして「東向き」も該当するでしょう。
しかしながら、「向き」の風水の吉凶に与える影響力は甚大ですから、妥協なしで「南向き」物件に拘ることを推奨はさせて頂きます。
一方では…
×西向き
×北向き
×北東向き
×北西向き
は、凶相の向きとなります。物件選びの際に除外する条件です。
まとめると…
◎南向き(大吉)
〇南東向き(吉)
〇南西向き(吉)
△東向き(ギリギリセーフ)
×西向き(凶)
×北東向き(大凶)
×北西向き(大凶)
×北向き(大凶)
吉相の間取りは「日照・通気」が良好となる設計です。
南向きであっても、構造上「日照・通気」が悪ければ、南向きの意味がありません。
家や土地全体が「日照・通気」良好であることが望ましいですが、マンションなどは不可能なことが多いです。その場合はLDKや和室などは最低でも「日照・通気」良好であることです。
家族の人数に対して、適度な広さがあれば、それは吉相の要素になります。人数に対して狭すぎる家屋はいくら設計がよくても、家族の運勢を落とします。
現代の日本国の一般的な家庭を例にすると…
が目安となるでしょう。
しかし、「広ければ吉相」という意味ではありませんので、念のため。広すぎる家は逆に「家族が不仲になりやすい」ということもありえます。適度な広さ…がポイントになります。
一人暮らしの定番といえば「ワンルームマンション」でしょう。
ワンルームマンションは、平米数でいえば「10平米〜20平米」程度の、コンパクト物件ですよね。合理的といえばそうですが、風水的にみると褒められたものではありません。
一人暮らしは、最低でも「1LDK・25平米」以上を選びたいものです。運勢を考えるとワンルームマンションの長居は、するものではないのです。
予算的な問題で、ワンルームマンション住まいとなる場合には、数年内を目途に「ワンルームマンション」を卒業できるように、がんばってください。吉相を狙うなら、一人暮らしは、最低でも「1LDK・25平米」以上です。
家の風水は「築年数」にも影響されます。
どんなに吉相の間取り設計であっても、築年数とともに建材は劣化していくものです。建材が劣化するということは、適切な風水環境を保てないことを意味しています。一戸建て住宅でも、マンションでも同じです。
基本的に、築年数が古すぎる物件は、吉相になることは、まずありません。新しければ良いというわけではありませんが、古い物件は基本的にマイナスの要因として働きます。
目安として…
の物件は、候補から除外するほうが無難です。
後述しますが…これは目安の数値です。「目安を越えてないならギリギリでも大丈夫だ!」ということではありません。
以上の年数はあくまでも目安であって、絶対的な数値ではありません。私のところに以下のような質問が頻繁にきて困惑することがあります。
こうした不可解な質問を頂きます。
よく考えてみてください。
築28年の家を買ってしまったら、後2年で30を超えるボロ家です。SRC造のマンションでも、築28年といえば大規模修繕工事が必須となるボロマンションです。
上記の目安の数値を越えないから大丈夫というは、想像力の欠如です。目安を越えてないなら大丈夫、という意味ではありません。目安ギリギリの物件を購入するのは要注意です。
私は鑑定書の中で「この物件は賃貸で数年住む程度ならギリギリセーフですね。」と、記載することがあります。
これは、「築年数が目安のギリギリの場合に、短期的な居住なら大丈夫でしょう…」という考えだからです。賃貸と購入で風水の評価は変わりませんが、購入の場合は、住み替えが難しいですからね。こう表現しています。
ただし、築年数が古い場合には、リノベーションを施せば延命することは可能です。とはいえ…特にマンションの場合は、リノベーションできる範囲が専有部分だけであり、共用部や構造体そのものは新しくすることはできませんので、限界があります。
以上が、「吉相の間取りの条件 要約」となります。これは家の風水の全体像を把握するのに使えるノウハウです。この4つの条件を全て満たしていることが吉相の条件となるわけです。
一つでも欠けてしまっても、吉相となることは難しいです。
例えば…
1つ欠けただけでも吉相にはならない理由を理解頂けたでしょうか?
持ち家or賃貸は、風水の吉凶には関係ありません。
持ち家のほうが吉で、賃貸が凶ということはありません。吉相の家に住むメリットはご理解頂けたと思います。家に住まう場合、購入して持ち家とすることもできますが、賃貸して住まうこともできるはずです。吉相の家に住むことに、賃貸も持ち家も関係ありません。
少なすぎる予算で、凶相の家しか選択肢が無いくらいなら、賃貸で吉相の家に住まうべきです。マイホームという夢に踊らされ、凶相の家をつかんでしまうことほど、悲惨なことはありません。無理せず、賃貸で吉相の家を探してください。
「一戸建て」or「マンション」についても、風水の吉凶には無関係です。
一戸建てのほうが吉、マンションのほうが凶という俗説もありますが、そんなことはありません。凶相の一戸建てに住むくらいなら、マンションのほうが断然お勧めであるという例も山ほどあります。
私の経験上、都会の戸建ては凶相が多く、マンションの方が吉相が多いです。一方、郊外ではマンションよりも一戸建てのほうが吉相が多い印象ですね。
玄関の位置を最初から気にしても意味がありません。説明した4つの要素を満たすように物件を選んでみてください。
根本的な対策方法はありません。だからこそ、最初の物件選びが重要となるのです。
なお、「風水の根本的な対策方法がありますよ!」と謳う占い屋や風水屋はペテンですので、ご注意ください。ペテンにお金を吸い取られたいなら、どうぞご勝手に…。
お勧めはしません。マンションはリフォーム工事できる範囲が専有部だけであり、共用部や構造体そのものをリフォーム工事できるわけではありません。コンクリートや配管の劣化を考えると、お勧めしたくはありません。
お勧めしません。木造で築45年、リフォーム工事無しでは、上物価値はゼロであり、土地のみの価格だから、お安く市場に出回っているだけです。上物価値ゼロの物件など、快適に住まうことは不可能であるとお考えください。
こうした物件は、フルリノベーションすることを前提としていることを理解してください。そのまま住まうことはできません。
東向きは及第点というだけであって、吉相というには難しいです。凶相というほどではありませんから、賃貸で数年住まう程度なのであれば大目にみることですね。購入なら再考頂きたいですね。
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