断熱材の劣化に注意
中古物件の購入を検討される際に、断熱材の状態にも注意がいります。
とくに、木造の戸建ては、経年劣化で断熱材の状態が悪くなっていることが多いです。断熱材の状態が、少しでも悪いと、断熱効果はガタ落ちとなります。断熱材は少しくらいの劣化は大丈夫…という代物ではなく、完璧じゃないと性能を発揮できないのです。
一般的に利用される「グラスウール断熱」は、「コスパが良い」というメリットがある反面「内部でズレ落ちてしまう」という、致命的なデメリットがあります。一旦ズレ落ちた、グラスウールが自然に回復することはありませんから、住人はそのことに気づくことなく、寒い家で過ごすことになってしまいます。
平面の間取り図面を吉相と、評価したところでも、断熱材がボロボロなら、風水効果も半減します。残念ながら、平面の間取り図面を拝見しただけで、断熱材の様相を知ることはできないです。
(当たり前ですが…)
ですが、推測することはできます。それが築年数です。やはり、断熱材は経年によって劣化するものですから、「古い物件は、断熱材の状態にリスクあり」と判断するのが妥当なのです。
目安として…
- 戸建ての一軒家で、30年以上
- SRC造のマンションで、35年以上
の物件は、候補から除外するほうが無難です。