任意売却や競売物件の物件は風水が悪いか?
任意売却や競売物件の物件は、やめたほうが良いですか?と、質問を頂くことが多いので、回答しておきましょう。
メルマガで、何度か公表していますが、私は若い頃、競売物件を扱う不動産屋のサラリーマンでした。住宅ローンを払えなくなって競売化した物件の調査へいったり、ときには、立ち退きしない元家主を強制的に出て行ってもらう「強制執行」にも立ち会っています。
執行しに行く先には、元家主が、物件に居座ってます。お金が無い!いくところが無い!納得いかない!という、身勝手な理由で、勝手に居座ってるわけです。法的には不法侵入の状態ですから、執行されて当然なのですが、これがなかなか地獄絵図です。
ギャーギャーわめき散らす元家主。たんたんと作業する執行官と、われわれ社員、鍵屋さん。漫画の「ナニワ金融道」の世界のまんまでした。私は、ナニワ金融道の主人公、灰原クンになったつもりで、楽しんで仕事をしていましたが、この現場に耐えられず辞める社員もいました。
話が脱線しました…。
任意売却や競売物件の物件は、トラブルはつきものですから、業者が処理してクリーンになった末の物件なら問題なしです。しかし、任意売却や競売物件の物件として公告されている物件を、素人がとりにいくのは、かなり難易度が高いです。関わらない方が無難です。
ただ、任意売却や競売物件の物件だからといって、風水がイコール悪相である、ということはありません。中で元家主が自殺していることも多いのですが、心理的瑕疵を気にしないのであれば、実はコスパが高い物件でもあります。