九星と引越し方位について
九星と引越し方位の関係について説明しておきましょう。
九星(きゅうせい)とは、一白(いっぱく)、二黒(じこく)、三碧(さんぺき)、四緑(しろく)、五黄(ごおう)、六白(ろっぱく)、七赤(しちせき)、八白(はっぱく)からなる、方位の要素の一つなのだそうです。
なのだそうです…という表現には意味があって、この九星は、本当の方位学である奇門遁甲には存在しない概念だからです。私は気学屋ではありませんから、このように表現しています。
九星は、奇門遁甲の方位盤の要素「九宮」のパクリ?
九星とは…奇門遁甲の方位盤の要素である、十干(じゅっかん)、八門、九天星、八神(はちじん)、九宮(きゅうぐう)のうちの、九宮をもとにしたものであると、私は考えてます。
九宮を、九星と別の読み方をしただけ。
九星というのは、おそらく「九天星」と「九宮」が、まぜこぜになった、造語なのではないかと、推測しています。なんとも陳腐ですね。
これについては、ウィキペディアにも同様の記載あり。「九星 ウィキペディア」で検索してみてください。
奇門遁甲では「九宮」は無視する要素
奇門遁甲の作盤
重要なことを説明しますと、奇門遁甲では、この九宮は、無視する要素となっているのです。
私も、引越し方位を鑑定の際は九宮は無視します。九宮の意味や作用を採用することはしません。
この無視する要素を、模倣したと思われる「九星」…重視するほうがおかしいのです。九星の配置で悩んでいるくらいなら、奇門遁甲で正式な引越し方位を鑑定されてください。
人の運命を「生まれ年」だけで占うのは誤り!
気学屋は、生まれ年の九星を「本命」とし、あてはまった九星によって運命を占うということをします。
私は、本当の運命学である四柱推命の研究家であり、専門家です。四柱推命では、生年月日から運命を占いますが、生まれ年だけで占うということは決してありません。
というよりも、不可能です。よく考えてみてください。
生まれ年だけなんて、情報が少なすぎると思いませんか?生まれ年で占うなら、同級生が全く同じ運命ということになってしまうのですが…、なぜ、こんな当たり前のことに疑問に感じないのか、そのほうが不思議なのです。私は…。
同級生の場合、2月4日前後の節入で2つに分かれますから、正確には同級生には2種の九星があることになりますね。それでもたった2種なのです。
四柱推命の運命表です。
九星と引越し方位 よくある質問
存在しません。気学がつくりだした概念です。九宮と九天星はあります。おそらく元ネタはこの2つなのでしょう。
無理があるというよりも、不可能ですよ。
なにより情報が少なすぎる。四柱推命なら生年月日で占うことになるので、情報として充分となりますが、年だけでは、いくらなんでも占えませんよ。